男の器量は「女」でわかるby里中李生

読了。大切な何かを思い出す一方、なかなか面白い発想の人だなと思った。

  • 「価値ある男は見た目にもこだわる。」
  • 「男が「負ける」というのは、負けを認めた時に負けになり、勝っている人間に嫉妬を見せた時に負けになるのだと思っている。」

 「プロ弁護士の処世術」by矢部正秋

 修習生時代にお世話になった沖縄の銀行の方が、送って下さった本。時間がかかってしまいましたが、ようやく読了。ダイエットの話などは興味がないので、後半からやや(僕にとっては)グダグダしましたが、前半は大変ためになりました。以下、備忘を兼ねて、よいなと思ったフレーズなどをメモっておきます。

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ゴルフ

感想等

 シーサイドゴルフ木更津。草ほとんど生えていない砂漠ゴルフ。でもサンドは少なく、池も18ホール中2ホールしかない、超簡単な初心者向けコース。コースの距離も最長220ヤードがあるものの、平均すれば100ヤードくらいと、大変短い。相変わらず、近場からのアプローチがへたくそだが、アイアン全般が調子がよかった(ちゃんとあたってボールが浮いた)ので、結果はよかった。パターは「距離感だけは間違えない」ことを意識すると、だいたい2パッドで沈められることに気がついた。
 腰の回転を使わない、肩だけのスウィングはある程度できるようになったみたいだ。これに腰の回転を加え、ドライバーへも応用していくことが、第一の目標。次に、近めのアプローチ用に、バックスピン(ピタっと止まるショット)を習得することが第二の目標。

助言等

以前行ったゴルフレッスンの体験講座で教わったこと。

  • ゴルフクラブ体幹が垂直になることを意識すると、自然と腰からテイクバックできる。
  • テイクバックのとき、ボールよりも後ろを見るのは駄目。ぼんやりとでもいいから、ボールを見ながら打つ。意識を向けるべきところは「ボール」と「目的地」であって、決してボールの後ろ側ではない。
  • 腰の回転を最速にしようとすると、自然とフォームがきれいになる。難しく考えすぎず、腰をできるかぎり早く回そうとしてみるとよい。
  • 左手をだらんと垂らし、右手を振り上げて思いっきり左手をたたこうとするときの腰の動きが、まさにスウィングのときの腰の動きである。

今日行ったゴルフ場でゴルフ部出身の友達(の友達)から教わったこと。

  • 打ちっ放しでの練習は、できるだけ本番と同じ状況になるように(徐々に)配慮する。連続で打つのではなく、本番と同じだけ素振りをしてから1球1球打つ。また、慣れてきたら、毎回違うクラブを使うなどもよい練習。とにかく、本番に近い練習が、効果的。
  • テイクバック(行き)はできるだけ大きな弧を、描くようにするのがコツ。スウィング(帰り)は勝手に大きな弧を描く。そうすると、飛距離が伸びるだけでなくフェイスがボールを拾いやすくなるので、ミスショットが減る。
  • クラブの先はテイクていくバック後、目標物を差すか、それよりも外側(手首の角度が大きい側)にする。内側(手首の角度が小さい側)をなるのは絶対駄目。左手をまっすぐにし、手首の角度を直角にしてれば問題ないと思われる。
  • スウィングのあと、クラブの先が目標方向を向いていると、腰がよく回っているので、今日は調子がいいなと感じるらしい。

 年金、保険

保険

  • 健康保険は、弁護士会のものと市区町村ものがある。前者に入る。前者は定額であり、後者は所得の応じて高くなるところ、自分にとっては前者の方がお得だからである。
  • 生命保険も、弁護士会のものと民間のものがある。生命保険自体、結婚してから入ればいいとの考え方もあるが、前者は大変お得なのでもう入ることにする。少子高齢化の世にあって、弁護士業界だけは若手が多いという末広がりの理想的な人口分布である。それゆえ、配当率も高く、最終的に保健額の半分近くが返還される。加えて経費として控除できることも考えると、この生命保険は入っておいた方がお得。
  • その他の保険。いろいろあるようだけれど、今は入らないでいいや。

年金

  • 国民年金に加入する(1階)。はやく手続に行かないと。現在、未納期間はない。学生時代特例で支払っていない時期があり、これを追納することは可能。ただ、特例で支払っていないだけなので未納滞納の類ではない。要は、今追納することで将来の年金額を増やすか否か、という選択。そうであれば、別の年金(二階部分)で補えばいいので、追納はしないことにする。
  • 弁護士年金という制度がある(2階)。これがどの程度お得なのかは不明だが、まず、留学後に入ったほうがいいと聞いた。また、弁護士をやめてからでないと年金を受給できない点に注意。結局、入るか否かは不明だが、いずれにしても留学後に考えればいいということになった。

まとめ

  • 保険については上述のとおりやればおk。
  • 年金については将来の給付額がやや少ないので将来に備えて別の年金的な制度を利用するか貯蓄をしておくことが必要である。

 教官の言葉

 司法研修所の最後の授業で、各教官が、これから実務に出る司法修習生にメッセージをくれた。まさに、実務に出る直前の今、そのメッセージを胸に刻む。とりわけ、民裁教官のメッセージが記憶に残ったし、法曹に限らず、これから社会に出る人みんなが読んで意味があるものだと思うので、当時のメモをもとに整理したものをここに記す。タイトルなどは勝手につけた。本来の内容と趣旨がずれていたらごめんなさい。
 なお、下記内容は、これから法曹として実務に出る人に対する一般的なアドバイスであり、あえて守秘すべき内容ではないと考えている。

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 謹賀新年

 あけましておめでとうございます。今年から、いよいよ弁護士としてのスタートを切ります。精一杯頑張ってまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。さて、今年の抱負は、昨年の反省等も踏まえて、「謙虚」にしました。同趣旨の抱負は6年前(大学3年時)に明示的に掲げている他、折に触れ自戒してきたところではありますが、今年も再度、掲げる次第です。抱負としては「謙虚」だけで十分かもしれませんが、下位規範として、より具体的には以下の3つを心がけたいと思います。

聞く耳を持つ

 人の意見を素直に聞く、ということ。自らの思考を放棄するわけではもちろんないものの、まずは人の意見を「そうかもしれないな」と思って聞く、という態度を心がけたいと思います。仕事に関しては、一年目という立場上、あえて意識しなくてもこの態度になりそうですが、仕事以外に関しても、この態度を持つように、意識します。

相手軸に立つ

 自分が、自分が、という姿勢を改め、相手はどう考えるか、相手はどう受け取るか、ということをちゃんと考えるようにします。仕事で言えば、弁護士として出す何気ないメールや書面が、素人の相手には不必要な威圧感を与えてしまうかもしれません。研修所の教官もおっしゃっていたことですが、自分の職業の権力性を自覚しないといけません。
 また、仕事に限らず、ちきりんも言うように、コミュニケーションとは受信側のシステムを理解することだと思います。相手がどう受けとるか、ということこそが重要なので、そこをおろそかに、言いたいことを言う、という結果にならないように気をつけます。
 また、池上さんも言うように、「正しいか正しくないか」とは別に、「今、何を言うべきか」を判断する能力が必要です。真実である、あるいは、理論上正しいからと言って、なんでも言えば言いというわけではない、ということです。昨年の反省から、真実であっても言う必要のないことは多いし、理論や理屈で論破できそうであってもしない方がいい(論破したとして何にもならないしむしろ相手に不快感だけが残る)ことも多い、ということを学んだので、これを今年に活かしたいと思います。
 以上共通することは、自分軸での判断に終始するのではなく、相手軸に立った判断をするべきだということです。そしてこれも「謙虚」な姿勢の一形態だと思います。

五月分の貯金

 「謙虚」に生きるということは、調子に乗らないと言い換えることができると思います。調子に乗る方法はいろいろあるものの、経済的に調子に乗ることは避けたいものです。つまり、分不相応に浪費すること。そしてこれは、経済的側面にとどまらず、考え方そのものの調子乗りにつながる気がしています。つまり、弁護士なんだからこれくらい使っていい、といった傲慢と勘違い。こういった阿呆な状況を防ぐためにも、倹約し質素な暮らしを心がけ、きちんと貯金をします。
 少なくとも、齢28の男子としてこれくらいはあって然るべきだろうという額の貯金はしたいです。ケチにならずに倹約する、というのは難しいのですが、必要だと思う支出はケチらず行い、無駄だと思う支出は減らしていく、という言葉でいうと簡単なルールを粛々と行なっていきたいと思います。目標は、税引き前で5ヶ月分の給料を貯金したいと思います(その後、大部分は税金でもってかれるわけですが)。