「医療崩壊の真実」by勝又健一
三文会2012.02.22の講師が株式会社Dプラスの勝又健一氏であったから、表記の著書を後で読んだ。説明責任については、膨大な資料にサインさせることにどれほどの意味があるのかという疑問は前々からあり、真剣に考えるべき議題かと思う。説明の目的をこえて、法的リスク回避のために使われているにならば、本末転倒なのではないか。以下、主に三文会の備忘。
- 都内でも夜間の医者が足りない、医療過疎といってもいい
- 地方は医者の数が少ないが、救急の人不足はましである
- 水と空気と安全は無料だという考えが日本の悪いところ
- 医療もただに近いという認識がある
- 国民皆保険の成功ではあるが、危機意識は低下してしまった
- 医療の規模は30兆円 総額が固定
- ちょっと前のパチンコ業界
- 医療は誰のもの?
- 社会で維持していかなければならないシステム
- 医者も普通の人
- 褒められたいし、認められたい
- 名医ほど儲からない、作業一つ一つに対価が発生するから
- プログラムの工程数が多いほど儲かるのと同じ
- やぼな医者ほど儲かる点がおかしい
- さらに訴訟リスクのあるとこなんて、というのがある
- 11月14日は医師に感謝する日
- 救急で助けた患者から開口一番、余計なことするな
- これでは心が折れてしまう
- 医者の平均年収は1500万円
- 大手の会社であれば中堅で手が届く範囲
- 保険診療が、夜間だと割り増しできるが、それ以上はとれない
- 自由診療だとよいが、現在は混合診療が認められていない
- 歯医者は認められているが、上手く行っていないとの評価
- 医者に対する期待と待遇のギャップ
- 患者の意識として、自分の体は自分で守る、それを手助けするのが医者という風に考えれば、非常識な権利主張はしないのでは
- 権利主張だけではなく義務も観念すべし