将来3

 将来2の続き。
 将来のパターンをいくつか考える。が、ローを卒業し、司法試験を突破するまではやはり基本コースなようだ。なぜなら、官僚にせよ一般企業への就職にせよ、普通に学部卒でやればよかっただろうし、あるいは工学系の院の新卒としてトライしたほうが確実によい結果を産むだろうからだ。若さが重要な官僚ではロー未修を選ぶことで、ストレートの院卒に比べ1年遅れてしまい*1、院卒は確実に理系の方が有利なのに俺は文系になってしまっている(最終学歴しか書かない場合、特に最悪)。そういうわけで、改めて、工学系の道を絶ってこの世界に来た時点で、本院を卒業し、司法試験に合格することは、やはり将来設計の大前提なのだなぁと思ったわけです。
 すると、その後は、裁判官か検察か弁護士だけど、もともと裁判官はナイとして、最近弁護士に惹かれている。それに、検察に自分が向いてるか(なりたいか)とかは修習の時に決めればいいような気がする(検察官の話を聞く機会はほとんどなさそうだし、そもそも検察官を目指したところで、結局は修習をがんばるしかない)。弁護士事務所は、一般企業のごとく(それは言いすぎだが)多種多様であり、サーベイの必要があり、なおかつ、インターンなど、学生の時から積極的にかかわることが出来る職業なので、修習までは弁護士になるぞぉーと思っていてよいだろう。
 確かに、弁護士資格をゲットしたらそく、それを活かしてなんか別のことにチャレンジ、という選択肢もないではない。が、資格は所詮原石にすぎず、経験に切磋されて、ダイヤの輝きを放つものである。従って、とりあえず、経験をつむ必要があろう。いわゆるイソ弁として過ごしたあと、どうするか、である。渉外事務所に入れば、海外研修などのプログラムがあるので、それで己を磨いた後、どうするか、という話になる。弁護士的エリート(出世)コースは、パートナーになることである。あるいは、独立することである。それを目指したい気もするが、俺はやはり、ロースクール進学の決定的な決断要因にもなった、弁護士→議員(→知事)というコースを夢みていようと思う。
 このコースは、とっぴなようで、それほどとっぴでもない。実際、弁護士→議員というコースはわりといる。そのわりといる中の誰かから直接話しを聞ければ最高なんだが、それは今後の課題である。弁護士という資格を持っているからこそ、リスキーなチャレンジもできるというものだ(選挙に負けると無職、では困る。むろん、それくらいの覚悟がいるとの反論もあろうが、自分の人生にセーフティーネットを張ることは仕事への熱意・情熱に対するマイナス評価とは何ら関係性を有しないですよ、奥さん)。
 さて、なぜ、議員か、というのは自分に向けられた大きな謎でもある。つとめて冷静に分析してみた結果、自分の興味というか社会貢献したいなと思うのは、キーワードでいうと、「感動」と「教育」と「正義」であった。この3つが、グルグルと順番を変えて、心の中を渦巻いている。そして、それらを実現するための形態としてはリーダー(組織を運営する側)が重要なようだ、と前に書いた。とすれば、弁護士としての独立、というのは最適解である気がしないでもない。しかし、それではなくて、議員や知事といった職に惹かれる。何故か?。そこを書こうと思って、深夜にパソコンを開いたわけだが、答えはでなかった。しかも、前回は膨大な下書きの上に清書したから、整理された感じの文章になった(つもり)だが、今回は、思うがままにダーっとタイプしてるから、そうとう読みにくいものになっているだろう。試験前だから、しょうがない、と自分にいいわけ。
 解候補として、「自分の影響力を広範囲にしたい」という欲望(あまり美しいものではないが)があるのでは、と思ったりもした。それならば、内閣総理大臣(少なくとも大臣)に惹かれないことが説明できない。官僚のトップであり、実際には日本を動かしているといわれる事務次官の道を目指さないのもまた、説明ができない。官僚になったとしても(少なくとも今は)出世競争よりは、普通に学校の問題をヒアリングしたりそういった地味だが局所的にクリティカルな仕事がしたいと漠然と思う。・・・とにかく、将来パターンをいろいろ考え、その中で直感的にこれいいな!と思ったものを、要素要素に分解し、比較してみると、矛盾が生じて困る。要素の分解がうまくいっていないのか、そもそも推移即が成り立たないのか、あるいは、直感は論理を超えるのか、逆に、論理が直感を超えているのか、まぁとにかく、混乱だ。
 ただ、とりあえず、試験勉強といった直接的なタスクとは別個に、長期的視野から行わねばならないことが露顕した=解決はしないが問題の所在が整理された点を収穫として、そろそろ寝よう。完全にオナニッキすまそ。

したほうがいんじゃね?シリーズ

  • 弁護士業界のサーベイ
    • 渉外って実際毎年何人ぐらい行くのか?
    • 待遇(初任給、年収の推移、独立率、クビ率)
    • 企業内弁護士ってどのくらいいるのか?
    • 行くとして放送関係の興味があるがそのへんどーよ?
    • いわゆる個人事務所に関する風説を全く聞かないのですが、実際どーよ?
  • 弁護士→議員のサーベイ
    • まず、実際、東京に何人いるかサーべイ!
    • なんとかして、話聞いちゃったりなんかして!
    • 議員になる転機とか、弁護士としてどんなことしてたかとか聞くぞい
  • 自分の頭の整理
    • 直感と論理の架橋を試みる
    • ちまたの怪しいなんとか分析とかもやってみようか
    • わりと長時間じっくり考えないといけないから、9月末に関西に久々に帰り、そのときに考えよう。
    • せっかくの機会だから、関西に帰ったら、元実家だけでなく、幼稚園、小学校、中高と、育った場所を巡って、当時何を考えていたのかとか思い出してみよう。
    • というわけで、文集とか自分のをコピーして時代順に並べて持っていこうか。
    • あ、高校からのは日記があるからこれをDLして、今までのん全部読んでみるか。
    • なんにせよ、どこかで熟考が必要。

*1:技官→事務官というメリットはあるが、そこと比較すると3年を代償として失うことになり、よりいっそういけてない