映画「不都合な真実」

 試写会いってきました。爆笑とか、はらはらドキドキとかいった類の映画ではないけど、非常にいい作品でした。おススメです。1月20日ロードショーなんでぜひ見てください。地球温暖化についてのメッセージ性のある映画だった。
 今日は、いろいろと得るものがあった。まず、政策決定における科学的見地の有効性、ひいては科学者の社会的意義について再認識した。うちの学科で再三言われたこと(おそらく学科全体として目指していること)とも一致していたのでなんか嬉しかった。同時に、科学的思考や、科学的事実を受け入れる謙虚さの重要性も再確認。理系として過ごした4年間(特に研究が主体だった最後の1年間)はまじ意味があると思った。法律家になるならば、理系の経験はなんだかんだでただの遠回りに過ぎない結果に終わるのではないかという危惧があったが、やはり、相当に意味があると思った。つまり、この経験を今後に必ず活かせると確信させられた。これが今日の一番の収穫だった。
 次に、「竜馬が行く」を読んだりする中でうすうす感じていた仮説がどうやら正しいぽいと自分の中で勝手に納得した。それは、国を動かす人は私利を凌駕した正義と何かひとつの道を極めていることが必要ではないか、という仮説。つまり、自分はそうなりたい、と。私利を凌駕するとは、幕末においては、藩の概念を越えて日本というものを観念することに通じる。現代においては、国の概念を越えて地球というものを観念することに通じる。ひとつの道を極めるとは、竜馬においては剣術、映画のゴア氏においては地球温暖化に関するサーベイに相当する。直接的に関係があるかないかは知らないが、何かを極めることは大事の達成には必須な気がする。それがまさに院でなすべきことなのではないか、と。
 あとは、学生団体をやっている人が企画してくれてる試写会なのだけど、メッセージ性があり、ぜひこれはみんなに見て欲しい!というのを厳選して試写会するので、観たあとで、観てよかったーとおもうことが多いのがよい。偶然の知り合いだけど、やはり持つべきものは人脈だな、と。人脈をひろげるアンテナは常にピンと張っていなきゃなと思いました。あと、学生団体っておもしろそうだなとも思った。
 うーん、久々の心コンテンツなのに文章がまとまらない。あとで暇があれば書き直そっと。