将来

 過去記事のコラム「心」の一番上にも書いているが高3の時に描いた目指すべき将来のキーワードは「感動」。それ以前のキーワードが「教育」。「感動」からは広告会社やマスコミ関連などへの就職が選択肢として生まれ、「教育」からは教師や弁護士(非行少年の更生)や文科省官僚などの選択肢が生まれる。一応今回官僚になるという結論を出したが、また迷うかもしれない。が、迷うとしたらこの辺をグルグルすることは間違いない。以下、自分用覚書。
 将来に対する選択肢を前に随分と悩んでしまったが、ようやく結論が出た。30代以降の身の処し方についてもおぼろげながらプランをたてた。もちろん臨機応変に対応していくが、たぶん何年かに一度周期で転機=チャンスがあると思うのでその波を逃さずそれに上手に乗るように心がけよう。そのためには、そこそこ堅実な人生を送る傍ら、アンテナ(情報、人脈)をピンと張ることと、チャンスと見るやひよることなく果敢に攻めることが肝要。最終的な目標を達成するには、大事を成すためには、訪れる契機をただの一つも無駄には出来ないと思う。奇跡を、綿密な計画の上に起こしてみよう。
 その第一歩として、自分が社会人として第一に就くことを希望する職については固まってきたと思うので、備忘録的に記しておく。文部科学省で働く官僚になりたい。文科省は省庁の中では内定がとりやすいと聞いていたがそれはとんだ勘違いで、「庁」ではなく「省」であることからもわかるように、内定をとることはかなり難しいのが現実なようだ。でも、目指す。理由は(1)国家の中枢で働くことのやりがいが大きい点と(2)育児休暇含む制度が比較的充実している(一応公務員)点と(3)教育に携わりたいという昔からの想いが達成される点と(4)官僚経験は貴重なキャリアとして将来的に新しい世界へ羽ばたく時の大きな翼となる点、そして最後に(5)安定している点、などが挙げられる。
 確かに、金銭的側面を見ると、同じ学歴・能力ならば民間に勤める方が恵まれていると言えよう。超高収入になる可能性がある上に、そうでなくとも例えば35歳時の年収などを考えると民間の方がよいだろう。高収入が得られる職場となると民間も相当な勤務時間になるが、この点は官僚も同じである。同じ公務員といえど17時で仕事がおわるいわゆるお役所のそれとは異なり、深夜までの残業も辞さないハードな勤務だと聞く。やはり、単位時間あたりの収入、あるいは年収において民間に見劣りする点は事実として受け入れなければならない。また、時に公僕と揶揄されるようにその努力が当然視される点や、全国各地への転勤が多いことや、峻烈な出世競争が予想されることや、例えば弁護士のように依頼者に対し自分という個人が対応するという独立性のメリットがない点などもまた事実であろう。
 しかし、以上のデメリットを全て認めたとしてもなお、文科省の官僚となるメリットの方が自分にとっては大きいと思い、目指すことにする。何ら不満のない職場などないとか上を見ればキリがないといった消極的理由ももちろんあるが、それよりも先に挙げたメリットに強く惹かれるゆえ、各種デメリットが気にならないといった積極的理由の方が、相対的に大きい。また、最後まで候補として残っていた弁護士業に関しては、官僚→弁護士は可能だが、弁護士→官僚は不可能(官僚は年齢が大事)という現実から、少なくとも第一の職に対する選択肢としては棄却した。弁護士業は定年のない仕事である。極端な話、頭さえぼけていなければ老後に社会貢献をかねて行える職である。定年後に司法試験を突破し弁護士になるというのは、突拍子もなく聞こえるかもしれないが、ロースクールの設立などを行った司法改革の理念からするに、むしろ推奨され、促進されるべきことであると考える。また、例えば30代、40代で方向転換して弁護士になってもよい。これならば、より現実的な選択肢であるといえよう。
 以上をふまえた上で、どの院に進学するかを考える。まず、国家公務員試験を経て官僚になるという目的からするに、やはり東京大学がよいだろう。従って現在合格している早稲田大学ロースクールへの進学は断念せざるおえない。あとは東京大学ロースクールの合否で場合分けとなるが、落ちた場合は、すでに合格している東京大学工学部の院へ進学することになる。そして、おそらく理工1枠で国1を受けることになるだろう。内定後、事務官と技官では待遇に差があるらしいので出来れば法律職で国1を受けたいのだが、間に合わなければ意味がないのでその辺は進学後に決め、柔軟に対応する。国1とともに周辺資格も受ける予定だが全部に落ちる危険性は0ではない。もしそうなったら、そんな低能な自分を拾ってくれる企業に感謝しつつ、秋採用でひっかかった所へ就職することにする。
 東大ローに合格した場合は、そこに進学し、法律職で国1を受ける。1年時は記念受験、2年時は本気で受験、それでも落ちたら3年時に受験ということになろうかと思う。3年時でも周辺資格含め全落ちした場合、そんな自分が新司法試験に通るとは思わないが、かといって就職出来るかも怪しく、非常に厳しい状況になる。が、もう年齢的にもいい年なので、かくなる上は夢みる少女じゃいられないとつぶやきながら、どこかしらに就職することになる。もちろんそうならないように努力はするが。
 というわけで、最もベストな道は東大ロー→法律職で国1合格→文科省内定というコースである。だから、東大ローに受かりたい。ここまで考えてようやく今週末の東大ローへのモチベーションが沸いてきた。ぜひとも頑張らねばならない。ただし、気づくの遅すぎたのは事実である。気持ちが官僚に傾いた時点でローを切り捨てた安直さが災いした。間に合うかは分らないが、4日ぶりに小論文の本でも開いてみて、頑張ってみようと思ってみたが、いかんせんあさって試験だぜわーい。わーい。わーいorz。