祖父はとりあえず、顔は俺に似てるらしい。いや、俺が祖父に似てるらしい。で、弱いものを庇護し、権力者に果敢に立ち向かったらしい。もちろん、そんないい話ばっかじゃないとは思うんだけどね。酒飲みすぎだったし(それで死んだし)。でも、その弱者を守り権力に抗うという姿勢は本当だったんだと思う(記念碑たったし)。そして、その血は俺にも流れているわけで、やはりそういった姿勢を貫くことをものすごく「カッコイイ」と感じ、そして憧れる。「弱者を守り権力に抗う」って要するに「ヒーロー」だ。そして、社会的弱者を守ると捉えれば、「弁護士」の理念そのものだ。弁護士を目指す理由がまた一つわかってきた(俺は今、その答えを探す旅の途中)。つまり、スポーツなどの実績含め世界で一番尊敬するのが祖父であり、その祖父の貫いた姿勢に憧れを持ち、それを理念とする弁護士業に身をささげたいと思った、ということか。自分が何をしたいのかって、突き詰めていくと、意外に難しいもんですね。