風の谷のナウシカ

 まず最初に言っておきたい。ナウシカのファッションが好きだ。ワンピにニーハイブーツは正義だと思う。そして、ナウシカの性格も好きだ。性格の方は、万人受けするというか、嫌いな人はいないと思うけれど。抜群の運動神経と正義感、リーダーシップ。「姫様」という気品高いポジションでありながら、庶民派なところ(ワンピースでいうとビビ的な)。溢れる優しさ、情熱、愛情。どれをとっても最高だよ、ナウシカたん。
 この作品は、1984年に劇場公開されたらしい。俺の生まれた年だ。そんな昔から、このクオリティーだったのだね、我が国のアニメは。25年たった今でも、普通に面白い。テーマの普遍性と(自然VS人、環境VS科学、戦争の無意味さなど)、設定の非現実性(SF作品)ゆえに、色褪せにくいのかな。
 蟲と戦うシーンでは、音響がバトルミュージックになっていて、かなりFFちっくだった。FFの方が新しいので、FFが影響をうけているのかもしれないけどね。本作におけるオームと、FFⅩにおけるシンは似ている。これもまた、影響をうけているのだろうね。
 ちなみに、漫画版と映画版では結論が異なる(というか、映画版は原作たる漫画の序盤を映像化したにすぎない)。そして、漫画版の終わり方(結論)について、批判的な感想をもつ人が多い(ようだ)。時間があれば、漫画版を読んでみようかなとも思うけれど、それは映画祭が終わってから。たぶん、満喫に泊まったときぐらいしか機会がないかな。
 ジブリシリーズでは、有名どころでは(有名どころしか興味がない。サブカルへの憧れは捨て、王道を好む性格を受け入れることにしている。)、「千と千尋」「耳をすませば」「ハウル」「ポニョ」をまだ観ていない。ただ、いずれも、ジブリ3強(トトロ、ラピュタナウシカ)に比べると、人気も劣るので、またの機会にまわそう。
 とりあえず、ナウシカいいよ、ナウシカ