卒業

 卒業しました。当日いろいろ忙しくって、卒業を象徴する1枚の写真を選べませんでした。また、総括的なことも書けばきりがないので、いつかの機会に回します。謝恩会の実行委員長をやりましたが、これは成功でした。過去と比較できないのでなんともいえませんが、大成功といっていいのではないかと思っています。毎度ながら、優秀な方に支えられました。感謝の限りです。風邪気味です。鼻水と咳とくしゃみがでます。もうダウンするわけにはいかないので、必死に倒れないよう葛根湯を飲んでいます。謝恩会の成功で気が抜けたのでしょうね。情けない限りですが。
 周りに迷惑をかけるので、空き演習室に隠居して勉強をしていたのですが、自習室へ戻ると、後ろで自習している仲間が、ほれ、と葛根湯をくれました。僕も買っていたので、持ってるぜ!といいましたが、その優しさに心が元気になりました。昨日司会を務めた杉ちゃんは、今日ご両親に学位記を渡すために実家にスーツで戻るそうです。きちっと感謝をしたい、ということなのでしょう。
 結局、東京大学に7年間もいましたし、理文渡り歩いたので、様々な人と触れ合ってきました。中高6年間を灘だったからかもしれませんが、学力優秀という点だけで、尊敬するに値する人は、ほとんどいませんでした。馬鹿キャラをやっている人だって実はけっこう賢いし、優秀キャラをやっている人だって「天才」肌の人なんてほとんどいません。少なくとも数年は、見ていない。
 けれども、自分の頭で考えるプライドがあって、諦めない気概があって、思いやりと優しさがあって、責任感があって、正義感があって、さらにそれとは別の個性があって(それは実直だとか、面白いとか、イケメンだとかイロイロですが)、といった意味で、学力だけでなくバランスがとれた優秀な人はたくさんいて、全員を尊敬しています。
 そして、友人が皆、それに該当することへの感謝と喜びが、卒業にあたっての率直な感想です。では、また、戦の後に。
(追記)謝恩会委員の集合写真を載せようと思ったのだけど、女性の方も含まれているので断念し、自分の写真を記念に載せておきます(笑)。なんてことはない一枚のようですが、これは、謝恩会が無事終了し、全員退出したあと、最後に扉を閉める瞬間の写真です。なので、感慨深いのであります。しんご君撮影。