思考の種など

思考とは、私考であり、試行であり、志向であり、嗜好である。漢字変換機能はすばらしい。以下、暇つぶしに考えてみたい気がするもの、あるいは、考えていて放り投げたもの。

  • 三大欲について。食欲、性欲、睡眠欲だといわれる。が、説得的な説明は聞いたことがない。食と睡眠は、それを奪えば個体が死んでしまうが、性は奪っても死なない。種が死ぬとしても、それは種全体から性を奪った場合であって、個人から性を奪ったからといって、種が滅びるわけではない。明らかに、性欲が異質な気がする。また、「我を失う」という点では、性欲が筆頭なのは分かるが、そうだとすれば、歴史を見る限り、自己顕示欲とか、名誉欲とかが、食い込んできてもいいだろう。いったい、どういう基準で選ばれたのか。そもそも欲とは何か、幸せとは何か的根本から考えてみるのはおもしろいのではないかと思う。内容がなんであれ、最初に考える人が一番しんどい。ので、誰かやってくれまいか。
  • 死生観と恋愛観。両者は因果があるはず。どういう死生観とどういう恋愛観が結びつくか。自分の死生観から恋愛観を演繹的に説明できるか。興味がある。両者が相関するだけならば、へぇーという話だが、もしも両者の因果を自分なりに納得することができれば、それをコアとして、人生の指針を1本の筋で説明できないか。つまり、因果が発見されるということは、どちらかを前提とすれば、他方がでてくるということ。つまり、死とは○○であるから、恋愛とは○○である、という風に演繹されることになる。ここから、思考の射程を広げていけば、結局、出発点として何を置けば、すべてが統一的に説明しうるのか(むろん擬似的にだろうか)の示唆がえられるのではないか。死とは何かというところをからスタートして、だから、生とは○○で、性とは○○で、正とは○○で、愛とは○○で、夢とは○○で、という風になるのか、あるいは、そもそも正義とは○○であるから云々となるのか。

そんなことを夢想しながら、空き教室で行進するコアラを捕獲の上、食した。うめぇ。