今年のまとめ3-名言集(2007)
2006年名言集は前掲の去年の総括にある。
2007年出合った素敵な言葉たちをまとめておこう。若干2005年のものも含んでいる。
- 「誰もが弱い自分というものを恥ずかしく思いながら、それでも絶望しないで生きている。そうした姿をお互いに認め合いながら、懐かしみ合い、励まし合っていくことができれば……」(美智子皇后)
- 「ただ過ぎていったように見えても、積み重ねたものは、無駄にはならない」(朝日新聞より)
- 「・・・「運・鈍・根」のうちで私が重視するのは「鈍」、つまり愚直です。愚直とは、愚かなほどに正直なことです。より正確に言えば、周囲から愚かに見られるほど、自分の信念に忠実に行動することを指します。優れた能力を持つ人が、周囲の目には愚かに映るというのは、彼、あるいは彼女が、他人の評価や社会の流行を安易に受け入れることをせず、あくまで自らの信念に則って行動するからです。外部からの信号に同調するのではなく、自らの内部にあるジャイロスコープに従って行動する人間が、私のイメージする愚直な人です。彼、あるいは彼女は、付和雷同しません。しかし同時に、頑なでもありません。彼、あるいは彼女の信念は、確実な根拠に基づいて考え抜かれたものであり、それゆえに単なる流行に付和雷同することはありません。しかし、自分よりも優れた見解に出会ったときは、それまでの見解を潔く変更する決断力を持っています。実は、こうした愚直な人間像こそ、私が長年理想としてきた研究者の在り方なのです。・・・」(卒業式の学位授与式での総長の言葉)
- 「環境変動が起こると最適性を失うが、適応行動の学習機会を得る」(上田教授)
- 「俺はいつ死んでもいい」「弁護活動において妥協したことは一度もない」(鈴木弁護士)
- 「お金はうんこみたいなもの」(本田宗一郎だった希ガス)
以下「竜馬が行く」より
- 「古来、英雄豪傑とは、老獪と純情の使い分けのうまい男をいうのだ」
- 議論に勝つということは相手から名誉を奪い、恨みを残し、実際面では逆効果になることがしばしばあることを、この現実主義者は知っている。」
- すでに議論で七分どおり、当方のいうことに相手は服している。あとの三分まで勝とうとすれば、相手はひらきなおるだろう。
- 仕事というものは、全部をやってはいけない。八分まででいい。八分までが困難の道である。あとの二分は誰でもできる。その二分は人にやらせて完成の功を譲ってしまう。そうでなければ大事業というものは出来ない。
以下「坂之上の雲」より
- 「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」(バルチック艦隊を発見したときの本営への電報の最初)
- 「神明はただ平素の鍛錬に力め戦はずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者よりただちにこれをうばふ。古人曰く、勝って兜の緒を締めよ」(「連合艦隊解散ノ辞」の最後)
以下は俺にとっての名言。おばあちゃんが送ってくれた。
- 「人として 優しさ満ちる 宝船」
- 「学ぶ孫 急がず励め 祈る日々」