東京大学男子ラクロス部(運動会)

もうやめて3年になるが、今でも最高に熱く素晴らしい集団だったと思っている。準備体操の手順や反省ノートの文化など、自分が立ち上げたサークルでも使わせてもらった部分は多い。あの1年なくして、自分がスポーツサークルをマネジメントすることは絶対不可能であったと思う。そういう意味でも、ラクロス部は尊敬し、感謝し、そして応援している。
そんな男ラクが、今年はFinal4の初戦で早稲田に負けたようだ。早稲田は俺らが1年の時に行われた新人戦を夏冬連覇したチームである。あのときの1年が今4年となり主力となっていることを考えると、今年の早稲田はここ数年で一番の強さであったといえるだろう。ところで、Final4は関東学生リーグの予選を勝ち抜いた上位4校で行われ、2回勝てば学生リーグ優勝となる。優勝かそれ以外かというのはどのスポーツでも雲泥の差であるが、ラクロスの学生リーグにおいてはそれ以上にFinal4の初戦を勝つか否かが重要となる。というのもFinal4の初戦に勝てば学生リーグで2位以上が確定するので、プレーオフに進出することが出来るからだ。プレーオフは社会人チームの上位4チームと、学生の上位4チーム(そのうち関東からは2チーム)の8チームで行われ、3回勝てば日本一となる。去年はこの日本一を決める決勝戦にまで東大が勝ち上がり、俺も応援に行った。ラクロス部が「日本一」を目標に掲げて久しいが、最も目標達成に近い瞬間だった。
同じシーンを、プレイヤーとしてコートからあるいはベンチから見ていた彼らにとって、プレーオフに進めないという今年の結果は言葉にならないものだろう。一昨年は得失点の関係でFinal4に進むことが出来なかった。その悔しさをバネに去年の準優勝がある。きっと後輩、と呼ぶ資格が俺にはないのだけれど、今の3年以下のプレイヤーは、今年の悔しさをバネに来年はじけるのだろうと期待する。
やはり「勝つ」ことは難しい。並大抵のことではない。毎日毎日勝つための努力をし続けたもの同士の戦いだから。でも、やはり、そういう戦いを経た人は素敵だ。そんな素敵な人で構成される集団はやはり素敵だ。言いたいことがうまいこと文章に出来ずにもどかしいのは何年ぶりだろうか。うまく書けないけれど、19期のみんな、お疲れ様。