ファールゲーム
昨日、優勝した明治と東大が準決であたったとき、「ファールゲーム」なる戦略を初めて知った(そして観た)。普通、ファールした側が損をするため、ファールをできるだけしないようにプレーされる。しかし、バスケの場合、残り時間が少なくて、敵がフリースローが下手で、味方が3ポイントシュートが上手な場合には、ファールをすることによるメリットがデメリットを上回る。つまり、ファールをすると相手方のフリースローになってその後、こちらのボールになるのだが、バスケではボールを回して30秒使うことは難しいことではないので、短い時間でマイボールにするメリットがフリースローで点を失うデメリットを上回るのだ(フリースロー中は時間がとまるし、エンドから再会するときも、コート内で誰かがボールを触ったときから時計が動く)。
例えば、こちらがシュートを決め、点差を6点に縮めたが残り時間が30秒だとすると、相手は(自分のポゼッションから始まるので)ボールを回して時間を使おうとする。そこで、あえてファールをし、ポゼッションをとるというのが、ファールゲームという戦略だそうだ。開始3秒でファールし、フリースローで1点決められ(相手コート内でファールすれば普通フリースローは2本。フリースローが苦手なプレイヤーであれば期待値が1本というのは大いにありうる)ても、7秒以内に3ポイントシュートを決めれば、先の例だとギリギリ追いつくことになる。もちろん、そんなにうまいこといくわけではないのだけども、ノーファールでボールを回す相手からボールを奪える確率がほとんどないことを考えれば、合理的な戦略だろう。
バスケ大会に出た人の中では常識ぽいけど、俺は昨日しって、おもしろいなーと感心しますた。ファールゲーム要員として、バスケ部での存続意義を見出そうかなとwww。