24

はっぴばーすでーとぅーみー♪はっぴばーすでーとぅーみー♪はっぴばーすでーでぃーあおーれー♪はっぴばーすでーとぅーみーとぅーみー♪

ということで、24になりました。若くないなと思います。学生ということで、大学入学した18の時から記憶は連続していますが、あの日が6年前だと思うとびっくりします。あのとき、社会に出るなんて考えられませんでした。働くなんて無理だと思った。4年後、就職する人も多い中、それでもやはり社会に出る気にはなれなかった。専門をいずれにするにせよ、院には行こうと思っていた。まだまだ学生気分が抜けず、ピーターパンシンドロームの名の下に、モラトリアムを謳歌することに一定の価値さえ見いだしていた。ローに入り、新分野として法律を学ぶ中で、明確に社会を意識するようになった。社会人として羽ばたくためにローで何をするのが効率的か。自分は本当に有能な弁護士になれるのか。

自分の弱さに何度もがっかりした。純粋未修であり法律を学び始めて1年ちょっとにすぎないことを会話の中にしのばせようとする自分。理系としての片鱗をなんとか保とうと必死な自分。サマークラークの選考落ちにまじめにつらい自分。成績絶対主義への疑問を唱えうることが可能なのは成績優秀者に限られるというジレンマと、成績絶対主義に対し俺自身は一定の理解をしているという皮肉。

悲しい、実に悲しい事実にも直面した。救えない無力感、彼の心痛の大きさ、そして立場上のジレンマ。表象上のピエロたる陽気な自分と寡黙かつ冷静な自分との解離に比例する苛立ち。それを根源とする、不用意な発言や非効率な行動と、それがさらに苛立ちを増幅させるスパイラルがありうることを客観的に認識しつつも手を差し伸べない、冷徹すぎる第三の自分。

人に対し、大いなる愛をもって接しなければならないと思う。自己愛に溺れるピエロに成功はあっても幸せはない。

24。随分年をとったと思う。そろそろ、社会に出たいと思うようになった。俺のろうそくってあと何年もつんだろう。無限に灯り続けないことだけは確実だ。24才は、あらゆる苦汁を舐め続ける1年であってよい。その一方で、愛をもって周りに接し続けれたら最高だ。理想通りに生きようかと思う。