予備校本と基本書

 伊藤塾の、体系マスターと基礎マスターのコースを3○万はたいて入学前に購入したものです。俺の職場(塾講)と同じ建物に伊藤塾の本社があったので、トイレとかりまくってた(綺麗w)し、なんとなく、サクっとカードで買ってしまった。インターネット講座ということで、ただでさえ自律心のかけらもない俺は、完遂するのが困難な雰囲気だったのですが、卒論(超ハードだったorz)ともかぶったりして、結局、憲法を2倍速で聞き流すのと、民法をちら見しかしてません。10万円くらいしか使えてねぇ。まぁ、それはいいや。で、今、ロースクールで芦部憲法って本を買ってしこしこ読んでるんですが、それ読んでからいとう塾のテキストを見ると、衝撃が。


 ほとんど一緒やーん!


 初めて基礎マスのテキストを見たとき、まじ神だ、とか思ったんだが、結局、文章で書かれている基本書を、やや理系っぽく短く区切って定型化(論点と批判ととるべき説にわけるとか)したものが基礎マスなんだね。で、俺が、一生懸命エクセルとかでコツコツ作った図表と、ほとんど同じものが大量に載っていた・・・。こっちをコピればよかったー!とめっちゃ思いました。というわけで、予備校本は、基本書を読んですぐに図表にしたり、自分なりの整理をして覚えていける人には不要だと思います。が、その自分なりの整理、の段階のときに予備校本をちら見すると、とても綺麗にまとまった表とかがあったりするので、併読する効果はあるかもしれません。とりあえず、もはや基礎マスを勉強する余裕はないので、基本書の海で溺死するしかないんだけども、基本書をある程度理解したあとで、こういう予備校本をさらっと通して読めばすげー理解が定着するんだろうなと思う。逆が普通な気もする(予備校で学んでから、基本書にトライ)けどもね。

 あと、衝撃といえば、芦部憲法が叙述が少ないとはいえ、基礎マスの相当な量の大半をカバーしているという点。逆にいうと、この芦部憲法をしっかり理解するのは、あの基礎マスくらいの分量を勉強する必要があるってことで、すげーあせってきました。時間たりねえぇよぉー。刑法も一緒。西田教科書で、少なくとも項目立てとかは完全に一致している(当たり前か)。でも、俺は、基本書はあくまでも基本であり、予備校の本は試験対策の本だから、基本じゃないけど試験に出るとことかいっぱいかいているっていう固定観念があったから、ちょっとびっくりです。

 今学期は、勉強方法について、学んだことが大きいな。初めて、法律の試験勉強をしてみて、学期中こうしとけばよかったぁ!!!というのが多いし、他の(デキル)人のノートやら勉強方法やらを見せてもらって、参考になることも多いし。また、こういうやり方、組織があればいいんじゃないかという予想のもと、不完全とはいえ、能動的に活動したりもしたし。今学期は、法律なるものになれるのに必死で、試験とか全く意識してなかったけれど、来学期からは、(もちろんそれだけじゃーないけど)試験を意識して、予習したり、授業受けたり、まとめ作ったりしょうと思いました。ほんとうにどうでもいいところに、マーカーで線を引いているのとか、萎えるしなー。

 と、いう感じで、あせりつつ、今日も昼に起きてしまった井上です。民法は9月からすることにしました。ええ、1週間で2科目です。しかもその間に、他学部のレポートが1個あります。ええ、破産です。