SUNSET〜スコアシートの可能性〜 主に三四郎へ

定期的に(?)書いてきた長期プランというやつです。まず、長期過ぎて俺たちの代では出来ないだろう事柄を2つ。1つはピコ氏が提案してた「大学ソフトバレーボール連盟設立」プロジェクト。現在すべきこと(出来ること)はソフバが大学に広まるように努力しつつ、すでにある大学のソフバサークルとコンタクトを図っていくことぐらいですね。すでにまったりとながら動いてはいるので、三四郎の代以降も継続的に動いて15年後くらいの成功を目指せばよいかな、と考え中。
もう1つは「敵データの収集」プロジェクト。三四郎の代のうちには出来るだろうと予測している。敵データを収集するにあたって、問題となるのが、どのチームが対戦したかによって受ける印象が全然違うという「壁」だと思う。つまり、サンセの一部である対戦したチームとの相対的な強弱しか分からない。少なくとも、サンセの平均に対してどうであるかを知らねば、意味がない。では、何が必要か・・・それは、サンセチームのサンセ全体の平均に対する強弱である。チーム全体の力にはチームワークなど測定しにくい因子が絡んでくるが、それらを最大限にするのがチームリーダーであり、リーダーによる+αをアバウトでも主将なら把握出来るだろうと考えると、結局、個人の実力の数値化という話に帰着出来る。もちろん、各人の実力を数値化することには異論があろう。しかし、そのデータは公開しなくてもよい。主将副将あたりだけ把握していれば十分だろう。
ということを考えていたわけだが、肝心の数値化する術がなかった。が、ようやくその術を作ることに成功した。それがスコアシートである。例えば週1なり月1なりでスコアシートをきっちりつける日を設ける(多いほうがよい)。そのデータから各人の「攻撃力・守備力」を出す。そして公式戦に出るチームAは対戦相手Bとの試合模様をスコアシートに記録する。それを分析すると、Aに対するBの相対的な攻撃力、守備力の差分が分かる。Aのサンセ全体平均からの差分を考慮して、サンセ平均を原点としたときの敵Bの攻撃力・守備力を算出する。同様のことを敵C・敵D・・・でもやっていき、結果は座標(軸は攻撃力と守備力)にプロットしていく。
そうすると、敵チームの強さは一目瞭然(右上ほどつよい)だし、特徴も分かる。このようなデータは練習試合相手を選ぶときも重要である。俺の代は練習試合を戦略として使うことが出来なかった(こちらからお願いするなど)ので、次の代はそこらへんの成長に役立つと思う。サンセが全体としてレベルアップすれば他のチームは左下へ下がっていくはずである。最終的には全てのチームを第3象限に落とし込むのが目標(=関東制覇)。
また、熟年チームなどで絶対的な攻撃力・守備力が安定しているチームがあるだろう。そのようなチームを「指標」とするのもよいと思う。これにより、年度比較・マクロな視点での成長が観測できる。
以上が今俺が考えている長期プランです。SWOT分析をすれば明らかなようにサンセは絶対的に経験が足りない(=W)。では強み(=S)は何か。それは学生だから時間がそこそこあるということ、そしてそのことによりデータの処理・継承・発展に時間が割けるということだと思う。データの処理・継承・発展の対象となるのは「自データの管理・整理」と「敵データの収集・整理」だと思っていて、俺はこの2つを主将として最後のテーマとして取り組んでます。前者の「自データの管理・整理」についてはポイント集という形で必ずクオリティーの高いものを作り、後輩に継承します。ただ、後者の「敵データの収集・整理」についてはどうにも任期中に終わりそうにないので、次期主将三四郎に任せた。まぁのんびりやってくれればよいよ。
この2つのデータ分析がサンセの資産として根付いたとき、サンセはめちゃめちゃ強くなると思うんやんね。ではでは。